新刊リストに 名前があった事と、
タイトルが正に今のご時世にあわせてつけた感が出ていたので借りてみた。
しかし、あとがきには何と編集部に任せた、とあった。
なんと筆者がつけたタイトルではなかったのだ。
それもその筈、読みながらどうして抽象化思考の話が続くのだろうと
ずっと疑問に思っていたからだ。
だからタイトルの答えになってないような気がするかもしれない。
また、終章では自身の庭いじり生活を通して抽象化に触れているが、
何が何だか分からなくなってしまった。
難しい部類の本なのだろう。
この本で覚えておきたいところは、
型にハマらない柔軟な発想を 鍛えなければいけない事と、
普通のことを疑うというモノの見方だ。
「ハサミは切るものなのに何故名前がカミキリでなくハサミか。 ピンセットの方がハサミに相応しい。」
あぁそうか、この辺を読むと自分の思考が凝り固まっていることに気づかされるのだ。