2013年9月12日木曜日

採用基準 地頭より論理的思考力より大切なもの、という本を読んだ。

マッキンゼーが求める人材というのが、今の日本にも必要な人材なんだそうだ。

自身の採用マネージャーとしての経験を踏まえ、

(なんだもう退職してるのか)何を身につけていくべきかを論じる。

だから、内容は別にマッキンゼーに入りたい人以外でも

読んでいくと勉強になると思う、特に個人個人がリーダーとしての

意識をもって立ち振る舞い仕事で成果を出していくあたりが。

リーダーは目標を掲げ、先頭を走り、決める、

伝えることをやっていかなければならないらしい。

そして、そうかなと驚くのがたとえ全員がリーダーでも

成果を出すためには意見が衝突しても折り合いがついて

プロジェクトはうまく回っていくと論じているのだ。

身近なところではそんな状況はないので確かめようがない。。。

本書ではリーダーシップの重要性を繰り返し説いている。

そして特に面白いのが、事故で電車が止まった時のあるあるネタである。

海外では相乗りを誘い始めるのだが、

日本ではそうせず一人一台で非効率にタクシーを使うのだとか。

時間もコストも節約できるのに、相乗りのため声をあげる人は稀なんだと。

駅員などが指示して始めてそうするのがあぁ悲しいかな日本人。

しかし、いつもながらに思うのは、出来る人?は一つの会社に

長く務めるようなことはしていないということだ。

結局は独立して、過去の経験からコンサルティングをやって

生計を立てていくのが成功パターンなのだろうか

因みにマッキンゼーではただ、頭がいいだけというのではなく、

考え続けることができる、将来のリーダーを求めているらしい。

要は、マッキンゼー入社を目標とするだけのような人間ではダメだということだ。

何だか、総じてマッキンゼー絶賛みたいな内容になってはいるが、

後半のリーダーシップを取り上げている部分を評価して

読んでおいて損はない部類には入るだろう、という一冊である。