あってる本、あってない本というのもあると思う。
全くもって印象に残る内容の表現に困る本だった。
境目がある。
その「こちら側」と「あちら側」とで、何が、どう違うのか。
違いがあるからこそ境目なわけだが、
その違いばかりを言い募ることは、背後にある連続性や大きな構造を
見逃すことになる。 (まえがきより)
本書の内容の連載期間と《3.11》が被っているらしく、その前後の心境の
変化なども合わせながら考察を述べている。
ざっくりといくと問題提起、原子力発電と日本社会、コミュニティの在り方、
科学技術と日本社会、科学技術の在り方といった流れで進んでいく、
順に読んでいくことを進められているが、コチラとしては途中から
飽きてしまったらしく
メッセージをどう受け取るかと問われても、うぅ むむぅなどとコメントに困ってしまう。
便利さは不幸にするかと言われれば、ケースバイケースということになるのではなかろうか。
以下本書より
アクシデントは絶対あると思うけど、それが文化として定着すると
事故が起きたとしても、それはそれとしてという反応になると思うんですよ。
自動車だって、いっぱい事故はあるが社会の中に定着しているから、
みんなベネフィットの方を重視するんですよ。
あぁ、確かに!!