確かにあのリーマンショックから立ち直ったし、
いつまでも、もたもたとデフレを続けている日本は事実即刻見習うべきだろう。
本書の構成は、最初に解説があって、その次にかつてバーナンキが行った
講演を抜粋して掲載している。
はっきり言って、アメリカ内部の話だから途中までは全くためになる気がしない。
読むべきところは、最終章の日本の金融政策、私はこう考える のところと
おわりに-アベノミクスが拓く日本経済の展望という2か所で十分だ。
特に重要なのは金融政策による日本経済をめぐる妄説と
それを打ち砕く理由のところである。
ここはよく読んで各自考えておきたいポイントである、と思う一冊である。