2013年9月27日金曜日

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方、という本を読んだ。

タイトルからして、ビジネスマン必読の雰囲気を醸し出している。

全部が全部そうだと、共感できるわけではないが中々の良書ではないかと思う。

リーダーとはなろうとするものではなく、

まわりに推されてなるものだという

ごく普通のオジサン?の持論が展開されていく。

自己紹介を見ていくと、いくつもの会社で役員を務めながら業績を

V字回復させてきた実績の持ち主なのである。

肝心の内容は以下のようなものがある。

リーダーはカッコいいとは限らない

(努力を見てくれている人は必ずいる、頑張っていれば事態は好転する)

そして我こそがリーダーだなどと息巻く必要もないし、示さなくてもよい。

自分を修めようと頑張って自分を高めることで

自然とリーダーになる道が開けるのである、そう書いてあったのでとても気が楽になった。

スタバ時代を通じてのエピソードで「3つの円」が重なるところに

ヒントがあるという部分で覚えておきたいのがこれだ。

「情熱を持って取り組めるもの」

「自社が世界一になれる部分」

「経済的原動力にになるもの」

この3つが重なる部分に集中して向かうというのだ。

それを考える必要がある。

次にここも大事だと思うので、挙げておく。

リーダーは饒舌でなくても構わない(リーダーの方から部下の意見を積極的に聞く)

「一緒にやっていこう、という姿勢を打ち出すことが重要なのである。」

ぜひとも心に刻み込んでおきたい。

リーダーは人のすることを信じてはいけない。

(人を信じてもいいけれど、人のすることを信じてはいけない)

正しい事実を求める努力が重要である。

一番に事実を重要視することは意識的に取り組んでいかなければならない。

とここで、興味深い一節があったので取り上げておきたい。

人間に与えられている時間は、誰に対しても平等、一日24時間しかない。

その時間をどう有効に無駄なく使うことを意識できるか。

エレベーターの「行き先階」「閉まる」どちらのボタンを先に押すべきか。

その答えは、「閉まる」を先に押すことなのだとか。

こうすることで、わずかコンマ数秒ではあるが早く扉を閉める指示が出せる。

これが積み重なって大きな時間を手にできるというのだ。

時間効率を意識する基本動作があるか、

そういくことを早くから身につけているかで

生み出す結果が大きく違ってくるのであるのだとか。

また、いいなと思った名言があるので掲載しておく。

「レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。僕の行く手を阻むためにあるのではない。

その壁の向こうにある『何か』を自分がどれほど真剣に望んでいるか、

証明するチャンスを与えているのだ」(ランディ・パウシュ)

そして、最後にふと発行部数を見ると何と24刷となっているではないか。

えぇっ、意外と出てるんだなこの本、とちょっと驚いた。

というわけで、

アナタにもきっと心が揺さぶられる内容がある、ビジネスマン必読の一冊である。

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方