うーん、表紙で買いかこれは...
キレイな、おね...(-_-;)
そんな人が表紙にバッチリ写っていると、もうそれだけで買いでしょう。
ジャケ買いしてもいいかもしれない。(汗)
で、実際中身のほうはというと、成長は不満の中に隠されている。
これはどんなビジネスにでも当てはまる共通認識である。
今の世の中に合わせて前向きになれるいい思考を
生み出せる仕組みづくりの一助として役に立てるだろうと感じた。
能力も意欲もあるのに、現状の組織や社会に閉塞感を
感じ燻っている次世代を担うべき
若手ビジネスパーソンをターゲットとしている。
ひょっとしてこれは自分のことだろうか?
何とかしなければ、今のまま終わっては
やりたいことも成し遂げられず人生が終わってしまう。
日ごろからそう考えているひとにはちょうどいい。
世の中を変えるためには、まず自分が変わらなければならない。
そのためには、チャンスをものにできるような
「プレゼン」のスキルが必要になってくる。
当初は著者でさえもプレゼンは失敗を重ねながら、
何度も何度も試行錯誤と練習を重ね
今の成功に至っている点が述べられている。
これはまさに人生を変えるプレゼンテーションスキルの
本質を捉えているのである。
地道に声に出して練習を繰り返すことで、
自分の表現技術が向上し思いを伝えられるようになる。
決して難しくはないのだが、中々継続して取り組むには、
しっかりとした決意がないとモノにはできない。
しかし、ビジネス本は一般にはスキルやテクニックの紹介にとどまり、
具体的な活用については、あまり触れられていないものが多い。
本書はそういった類のものとは違い、
体系立てたプレゼンストーリーに沿って解説されているので、
ストーリーを想像しながら読み進めれば、
プレゼン活用シーンもわかりやすく学ぶことができる。
不満を持ったとときに、どうするかを考える。
できないならどうすればできるようになるかを考える。
周りに価値のある情報を提供し、
共感してもらいそれをシェアする。
これは近頃勉強しているビジネスの格言とも言うべき内容だ。
そして極め付けが
「若いころに流さなかった汗は、歳をとってからの涙に変わる・・・」
日々を漫然と過ごすのではなく、
流されるだけの人生では本当にそうなってしまう。
高い壁があったとしても、それを乗り越えるのは今しかない。
改めてそう考え、行動していこうと戒められるのである。
とにもかくにも、できるビジネスウーマンと認識されている方々には
本当に尊敬の念を抱かずにはいられない。
読み返すのはもちろん、表紙だけでも毎日眺めて
モチベーションアップにつなげたい1冊である。