2014年1月14日火曜日

[新版]アフターショック 変化の時代の「痛み」を解決する知恵、という本を読んだ。




もう何年も昔に働いていたある飲食店の

キャッチコピー「変わることは良いことだ。」

まだ若かりしそのときは

変わるってメンドクサイなぁなどと思っていた。


しかも結構頻繁に新しいメニューやキャンペーンの通知に振り回され、

薄給でかなり精神的にもヤラれてつらい日々を過ごしていた。

しかし、痛みを伴う改革この場合は転職のことだが、それはしてよかったと思う。

おそらく、あのままやっていたら人生がどうなったものか、考えたくもない。

人には向き、不向きがあり、あれは明らかに後者の方だった。

本書でもあるように変化において最もつらいと思うのが、

統合や組織替えや業務転換で何故だかそりが合わず

なじめないというところではないだろうか。

ITはドッグイヤーと言われるほど急激な進歩を遂げ、

スキルはすぐに時代遅れになってくるように感じている。

その散々苦労して身につけたスキルそのものが

時代遅れの陳腐なものにするという現実に悩んでいる

ということに共感できる方はぜひとも読んでもらいたい。

変化にどう立ち向かうのか、

大事なのは個人レベルでの努力だけでなく、

チーム(組織)としてもより強靭なものに生まれ変わるべく

取り組む必要があるとわかる。

ただ、突然出てきた謎の略語CSEサポートシステム。

これは明確にする(Clarify)、共有する(Share)、参画する(Engage)の略であった。

確かにどれも大切な概念だろう。

読めば書いてあることなのでここでは詳しくは触れないが、

変化への解決のプロセスとしては

参考にしてもよいのではないだろうか、と感じた。

実績は最後にほんの少ししか書いてないし、

研修に積極採用されているかは疑問だが、

期せずしてここ最近読んでいる、

著者が外国人ではあるが訳者の翻訳もそれほど悪くない、

ショック如何にかかわらず、

変化を自分の成長曲線のヒントにつなげる可能性を見出すための一冊である。