2013年11月27日水曜日

「一緒に仕事ができて良かった!」と部下が喜んで働くチームを作る52の方法、という本を読んだ。

それは、英語の微妙なニュアンスが伝わらなかったりだとか、

そのままカタカナになっていることが一因なのだろうか。

やはり、外国人著者の翻訳本は面白くないものが多いのではないかと、

どうしてもそう思ってしまう。

実際に52の方法は最後の方につらつらと記載されている。

それまでの部分は、もっと大きなくくりで2部にわたってまとめている。

流石にそれら、52の方法をすべて羅列していくのは無駄だろうから、

ここでは気になった一文などを紹介していく形に留めておきたいと思う。

まず最も大事なことは「信頼」だ。

信頼しあえる会社ならば成長できる、そうした企業文化が機能すれば万事うまくいくのだそうだ。

企業を強靭化するための施策としては次の7つがある。

1. 危機を定義する
2. 顧客に焦点を合わせる
3. 俊敏になる
4. すべてを共有化する
5. 部下の才能を見出す
6. 互いに応援しあう
7. 責任を明確にする

これら詳細の解説は本書を読めばすぐわかるので、書いたりしない。

やはり、コミュニケーションの不備で情報が伝わらなかったり、

相手を思いやる気持ちがなければ、企業は成長できないのだと分かる。

至極当たり前のことだが、これが完璧にできている会社などは、そういくつもあるものではない。

中途半端だと、ついていきたくないリーダーとして

プロジェクトも回らない、そしてお金も回らないという悪循環になる。

また、本書で取り上げられており興味深い話はペプシ・チャレンジの報酬制度だ。

インセンティブ無くして、部下のモチベーションを下げるだけだ。

これは何かというとペプシコーラをどの様な戦略で販売していくかを研究した事例である。

スローガンはWe Sell Soda. 焦点を絞り込み、次の4つの価値観で収益をあげたのだという。

1. 地元市場での成功を固めよう
2. 今行動しよう。今日やろう。結果を出そう。
3. 目標を定め、進捗をチェックし、絶対勝とう
4. 互いに敬意を持とう

こういったいいところは、素直に取り入れて成功へのステップとしておきたい。

他にもいろいろとリーダー関連書籍と似たような、何処かでみた内容が

出てはいるような気がするのだが、要約があるので

そこをみてザックリと掴んでいければ、これからの自分に必要な力をつけることが

できるように思う。

ただ、結局52の方法とは何か、のまとめ方が個人的に好きなはなれないので、

おススメ度は、あまり高くはない1冊である。