2013年10月11日金曜日

アベノミクスが引き金になる 日本国債暴落のシナリオ、という本を読んだ。

アベノミクスはインフレを誘発し、財政を拡大して経済成長?いや正しくは再生か、

を目指しているその実態は着実に破綻への道を突き進んでいるという警鐘を鳴らしている。

誰も買わなくなった日本国債の暴落がそれを引き起こすというのだ。

そして、外国人投資家も虎視眈々とそれを狙っているらしい。

確かに増え続ける国の借金についてニュースを目にする度、

どうしてこんな状況でもっているのかが疑問に思う。

これまではそこで思考が止まっていたが、その部分について考えることができる。

ヤブ医者の間違った診断と処方箋は良い例えだと思った。

日本の産業構造が変わっているにも関わらず円安にすることでは経済が救われないというのだ。

輸出で儲かっていないので、燃料費の輸入にはコストがかかるので赤字になれば

日本の経済への信用が低下してしまうからだ。

そして、結局アベノミクスとは単なるバラマキを言い換えているだけの

ずる賢い政策なんだそうな。

国債は打ち出の小槌でも何でもなく、国民全体が引き受ける借金に他ならない

ということをしっかりと意識しているだろうか?

責任のあいまいさによって巧妙に隠されているが、

国債暴落危険はすなわちいずれは国民一人ひとりに降りかかってくる

問題であることを認識しておいてほしい。

日本国債の残高は今やおよそ800兆円近くにまで及んでいるらしい。

これが2000年では、300兆円だったというのだからこの十数年は

本当に異常事態であると気づかされる。

国債発行が税収を上回るなんて本当にありえない。

銀行などが仕方なく国債を買う理由が、他に投資先がないからという

何とも悲しい話ではないか。

さらに将来は強制的に加入させられて、真面目に保険料を払っている人すら

バカをみることになりかねない国民年金。

これはドイツ並みの高受益で、アメリカ並みの低負担だという。
(今ですら保険料が高すぎると感じているのだが。。。)

おかしなからくりばかりで甘い汁を吸い続けてきた既得権益の奴らには本当に腹立たしい。

責任のあいまいさもあって、こんなにも日本はおかしくなってしまったのだ。

すぐに取り組むべき対策として、リスク分散型の投信・株で資産運用をしておくことだ。

そして、収入減を複数持つことであるという。

まぁ、まとめとしては、言ってることは間違っていないのだが、

ユダヤ人最強説が嫌だ。個人的にそこが難点かなぁ。